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【指導せん】ダニアレルゲン対策

なぜダニアレルゲン対策が必要か?

ダニまたはダニアレルゲンはアレルギーを引き起こす要因の一つで、快適な生活を維持するためにその対策が重要です。

ダニアレルギーは、チリダニの仲間であるコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)とヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)によって引き起こされ、多くの国々で環境衛生上の問題として重要視されている。これらは、皮膚(ふけ)を食べて生活しており、咬んだり刺したりするダニではない。日本に生息するチリダニの代表は、この 2 種類である。ー学校環境衛生管理マニュアルP55

 

ダニ対策のポイントは「3か月に1度の加熱」、1週間に1回の掃除機がけ』『換気・通気』です。

今回の指導せんは家庭用と学校用の2種類作成しました。

【家庭用】ダニアレルゲン対策[PDF]A4

【学校用】ダニアレルゲン対策[PDF]A4

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ダニ対策① 寝具の加熱

ダニは『50℃の熱で20~30分、60℃の熱』で一瞬で死滅。死滅させた後、掃除機がけをすることで、効率的にダニ対策をすることが可能です。  

家庭用の衣類乾燥機、コインランドリーの乾燥機

家庭用の衣類乾燥機→温度が55℃以上になるものがほとんど。30分~1時間程度で生地の奥まで熱が伝わり、ダニを死滅させることが可能。

コインランドリーなら掛け布団や敷布団まで乾燥できるものもあります。

布団乾燥機

ちょっとしたコツで布団の隅々まで50℃以上にすることが可能です!まず敷布団に対して布団乾燥機のシートを直角に置きます。そして、敷布団をシートを包むように折り曲げます。そして、掛け布団を敷布団に被せます。これにより、熱が中に閉じ込められ敷布団の隅々まで50℃以上の熱を加えることが可能です。1時間ほどの使用でダニを死滅させることが出来ます。

炎天下の車内

夏の晴れた日、炎天下に置いた車内に寝具を入れると、すみずみまで温度が50℃以上に達します。影になっている部分では温度が上がりづらいので、フロントガラスの下、太陽の光が十分あたるところに寝具を置いて、裏表2時間程度、日に当てることがポイントです。

 

ダニ対策② 寝具の掃除機がけ

ダニを死滅させた後に重要なのは、掃除機がけ!表裏それぞれ1㎡あたり20秒間かけることでダニの死骸やフンをしっかり取り除くことが出来ます。

『大人用の寝具(シングルサイズ)であれば片面あたり40秒、子供用の寝具であれば片面あたり20秒』が目安です。

家電量販店などで市販されている「掃除機用ノズル」や、掃除機ノズルにいらなくなったストッキング(足の先端部分)を被せることで、布団の布を吸いこまず、ラクに掃除機をかけることが可能です。もちろん、布団用掃除機も有効です。 

 

ダニ対策③換気・通気

ダニは湿度60%でよく増えます。窓を開け放つことで室内の湿度を下げ、通気性をよくすることでダニの増殖を防ぎます。理想的は湿度50%以下です。