薬剤師ドリブン

薬局薬剤師の稿本とたまに役に立つ資料

【稿本】肺MAC症で服用する薬剤が多い理由

治療の中心であるクラリスロマイシンを単剤で投与すると数カ月以内に耐性菌が出現するため。

結核性抗酸菌による肺MAC症の治療はクラリスロマイシン、リファンピシン、エタンブトールの3剤が標準的な治療法。結核の治療と似ているが、肺MAC症は2-3年の長期服用を要する点(結核は半年-1年)とクラリスロマイシンを使用しているのが特徴。

エタンブトールで問題となるのが視神経障害。服用後半年-1年程度で発症するケースが多い。定期的な視力検査を実施する。15mg/kg/day以下であれば視力障害はできないという報告はあるが、少量でも長期間の服用で視力障害を発症することもあるといわれている。予防的に亜鉛、ビタミンB群が使われることもある。

日経ドラッグインフォメーション2019.12