薬剤師ドリブン

ただ怠惰に生きたい四国在住の薬剤師が、どうしても放っておけない日々の疑問や課題を探求する様子を描いたブログです。

【図解】医療保険のしくみ

チャーリーさんのビジネスモデル図解ツールキットを使わせていただいて、新入社員向けに医療保険のしくみを図解してみました。

医療保険とは病気やケガに備えてあらかじめお金(保険料)を出し合い、医療を受けたときの支払いを負担してくれる仕組みです。患者(被保険者)は一部負担金(原則1-3割)を支払えばよく、残りは自分の加入する医療保険から支払われます。

医療費は項目ごとに細かく設定されており、これらの医療費の合計が保険医療機関に支払われます。保険証が提示されたら一部負担金は患者(被保険者)から、残りは審査支払機関の点検・審査を通して、保険者から支払われます。

保険医療機関は1ヶ月に1回、「レセプト」と呼ばれる医療報酬を請求する明細書を作成し、医療費を請求します。

日本では国民皆保険制度により全ての国民が何らかの保険に加入することになっています。企業に勤務している人やその家族は社会保険(健保組合や協会けんぽ)、自営業なら国民健康保険、公務員なら共済組合など、あらゆる立場の人にが何らかの保険に加入しています。社会保険においては労働者と事業主で保険料を折半するしくみになっています。

国民医療費は年々増加しており、平成25年度は約42兆円。その財源として保険料で約20兆円、一部負担金は約5兆円、税金が約16兆円となっています。