薬剤師ドリブン

ただ怠惰に生きたい四国在住の薬剤師が、どうしても放っておけない日々の疑問や課題を探求する様子を描いたブログです。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【メモ】AHEADMAPメルマガ2019年7月号

EBMを勉強するために入会しているAHEADMAPのメルマガから得た学習メモ。今回学んだことはP値が高くても臨床的意味がないとは限らないということです。P値とは偶然によって値に差がでる確率のこと。臨床試験では偶然を否定することで必然を証明する統計的仮説…

CKD診療ガイドライン2018改訂のポイント

日経メディカル2018年9月号の「CKD患者に厳格降圧のメリットは?」の読書メモを図解してみました。CKDガイドライン2018改訂のポイント 1.腎機能低下+タンパク尿の有無をチェックする。eGFR45ml/分/1.73㎥未満なら専門医に紹介2.過度な降圧は要注意!SBP110m…

【図解】薬剤効果の概念的側面と事実的側面

薬剤効果の概念的側面とは? 薬理学などの理論によって説明される概念的な薬剤効果のことです。たとえばDPP-4阻害薬は、インクレチンの分解阻止によりインスリン濃度を上昇させ血糖値を下げるとされています。しかしこの薬理学理論が血糖値を下げるわけでは…

糖尿病連携手帳から薬局で把握できる検査値の活用法

疾患の治療を理解するための臨床検査-日本薬剤師会雑誌 第70巻 第8号糖尿病連携手帳から薬局で把握できる検査値の活用方法と糖尿病治療薬のチェックと服薬指導のポイントについてこの記事は述べています。記事の内容をメモしたのが下図です。薬局で把握でき…

暮らしが先にくる思考回路の5本柱

圧倒的な支持を集めるフリーランス薬剤師、川添哲嗣先生は「食事」「睡眠」「排泄」さらに「運動」「認知機能」に着目しトータルでアセスメントすることが大事であると述べています。そのとき思い付いた言葉が、「暮らしから薬をアセスメントする」という言…

CREDENCE試験:カナグリフロジンは腎アウトカムを減少させるか? P:2型糖尿病およびアルブミン尿症性慢性腎臓病患者 E:カナグリフロジン100mg C:プラセボ O:腎アウトカム(末期腎不全、血清Creの2倍化、腎疾患による死亡)、心疾患による死亡リスクを30%下げた。

症例対照研究とは「症例」と「対照」を比較し、曝露割合を比較する研究。 すでにアウトカムを発症した人を集めるので、すぐに解析をはじめることができ、長期間の追跡も不要。時間軸はコホート研究と違って後向き←。因果関係の区別が明確にできない点が欠点。

コホート研究は一定期間追跡される特定の集団を観察し、曝露因子とアウトカムの関連を検討する手法。「現在」→「未来」にむけて追跡する前向きコホート研究と「過去」→「現在」にむけて追跡する後向きコホート研究がある。いずれも時間軸は前向き→である。まれなアウトカム検出には不向き。

薬局の掲示物一覧

【令和5年】薬局掲示物一覧に更新しています。https://pharmacy-logistics.com/0c3df69779b24c5c9a32e6c447509a21Ken Miyoshiさんの院内の掲示物を考えるのnoteに感銘をうけて、薬局の掲示物を作成しました。たぶん誰も見てないけど掲示義務があるし行政指導…