ケイキサレートに変更することで、陽イオン交換樹脂の量を減らすことができるため。
ケイキサレート(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)は理論上、カリメート(ポリスチレンスルホン酸カルシウム)の2倍のK+を交換させる。そのため陽イオン交換樹脂の減量が可能になる。
陽イオン交換樹脂は不溶性のため便秘の副作用は不可避。またマグネシウムを含む緩下剤は陽イオン同士が交換されるため、効果が減弱されてしまう。刺激性下剤はNa+の吸収抑制のため避けるべき。添付文書では便秘の対処は浣腸が推奨されている。
●日経DI2019.08